zillagodのブログ

国内旅日記 ~自転車旅・登山・徒歩旅行~

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

三国峠から帯広 めくるめく風景

三国峠 2004年8月18日。層雲峡からいったん大雪湖に戻り、国道273号線に入る。この日は帯広まで行く予定だ。 道中の最初は、三国峠越えから始まる。山深い森の中の道をひたすら登って行く。大雪湖側の勾配はきつくなく、終始だらだらした上りだっ…

層雲峡 夕焼けと星空の峡谷

石北峠 2004年8月17日、遠軽を発ち内陸に進んだ。国道242号線を行き、留辺蘂からは国道39号線に入った。この道は旭川まで続いており、この日は層雲峡まで行く予定である。 途中には、標高1050メートルの石北峠がある。地図で見ると、地形は…

上湧別から遠軽 トラブルは突然に

突然の連絡 2004年8月16日、朝早くコンビニを目指した。昨日は意図せぬ野宿だったので、食料がなかった。しかも、風呂に入っていない。 運のよいことに、この近くにある「道の駅かみゆうべつ温泉」には、午前中から入れる浴場があるらしい。迷わずそ…

能取岬からサロマ湖 少しばかり趣味の話を

再びオホーツク海沿いへ 2004年8月15日、昨日は知床峠を越えて、一旦オホーツク海側を離れたが、この日再びオホーツク海方面に向かった。標津から国道244号線を北上。途中で根北峠という低い峠を越える。ここで斜里岳に最接近したのち、再びオホー…

知床 最も素晴らしい峠

2004年8月13日。斜里町を発ち、ひたすらオホーツク海沿いを知床方面に向かう。道路は平坦で景色が良く、さらにカラッとした気候が爽やかで、ストレスになるものは一切ない。 世界自然遺産 知床は2005年に世界自然遺産に登録されている。私が訪れ…

網走から斜里 爽快な海岸道路

2004年8月12日、網走を出発し、国道334号線を知床方面に向かった。オホーツク海に沿い、はるか前方には知床半島を臨める気持ちの良い道路である。この日は快晴で、さらにオホーツク海からの涼風が吹き、気分は爽快だ。 濤沸湖 網走市街から10キ…

網走 「果て」と「入口」

網走の雰囲気 2004年8月12日、屈斜路湖を早朝に発った日の正午前に網走市街に着いた。 上手く表現できないのだが、網走には「果て」の雰囲気が漂っている。実際、昔の日本人にとってはここが果てに違いなかった。ただ、現在の網走市街は、いわゆる普…

美幌から網走 雲海と夕日の湖

早朝のヒルクライム 2004年8月12日、午前3時、屈斜路湖の和琴野営場。まだ暗い時間に起床した。簡単に朝食をすませ、そそくさと出発した。他に起きているキャンプ客はいない。快晴ではないが、雲は少なく、夜明け前の少し明るい青みがかった空だった…

摩周湖・屈斜路湖 静と動の火山帯

話は2004年に戻る。 釧路から弟子屈 2004年8月10日、釧路を出発し道道53号線を北上する。この道、地図上では釧路湿原の中を通っているように思えたのだが、残念なことに湿原は全く見えなかった。 道道は緩やかな丘陵を走り、摩周の市街地に降り…

雌阿寒岳 登山のトラブルは自己責任で

雌阿寒岳 雌阿寒岳は、標高1499メートルの活火山である。今でも山頂では噴気が吹き出ている箇所があり、噴火警戒レベルが上がると入山が規制される。雌阿寒岳の他にも、すぐ南の阿寒富士や、東側の雄阿寒岳といった「阿寒」を有する山が存在する。これら…

阿寒湖 アイヌコタン

2017年の旅 ここに記すことは、2004年の出来事ではない。2017年8月に北海道を訪れたときのものだ。このときの計画は、結構壮大だった。釧路を起点として、まず阿寒湖に向かう。移動はもちろん自転車だ。阿寒湖をベースキャンプとして、雌阿寒岳…

根室から釧路 霧の海岸

花咲の奇岩 根室を出発し、半島南側の海に面した道を西に向かった。程なくして花咲に着いた。花咲岬が南に突き出ており、岬の東側には花咲漁港がある。ここは花咲カニの漁獲で有名だ。当時は学生だったので高価なカニには手が出せなかったが。 花咲岬の先端…

納沙布岬 海の向こうの北方領土

納沙布岬までの道 8月8日朝、昨夜の霧はまだ晴れていなかった。朝日が霧のなかをぼおっと広がっている。やはり広い空間の中にいることは分かるのだが、その風景が見えない。いてもたってもいられなくなり、早朝にキャンプ場を発った。 根室市は根室半島に…

根室 旅の始まり

鈍行列車の旅 2004年8月6日、始発列車で千葉を出発した。自転車は輪行で運び、その他、キャンプ用品などを抱えて、列車に乗り込んだ。北海道までは鈍行列車で向かう計画で、明日の夜に根室に到着する予定だ。朝なのに蒸し暑い。しかし、この蒸し暑さが…

過去旅日記 北海道編 序文

北海道と言えば、旅人にとって聖地のようなものである。見渡す限りの広大な草原や畑、北の荒々しいオホーツク海などの大自然。そして、そこからもたらされる数々の名産、特産品。挙げていけばキリがない。私もその魅力に取り付かれた旅人である。 これまで、…

過去旅日記 序文

2002年から現在に至るまで、日本国内の様々を旅した。学生時代に、自転車旅行をするサークルに所属したのがきっかけであった。そのため、旅のスタイルは、”自転車旅行”である。他にもバス、列車、徒歩などとあるが、自転車での旅は別格である。 スピード…