8月11日、テント場に早く着いたはいいが、することがなく、少し遊ぶことにした。
私が登山で使うカメラは、カシオのEXILIM EX-FR100である。以前に、雪山で普通のコンデジを壊してしまい、とにかくタフなものをと思って購入した。
なお、私が購入した直後、カシオは、デジカメ事業から撤退してしまった。
このカメラで、燕山荘から燕岳を撮影すると次のようになる。
少し霧がかかっているが、左側のピークが燕岳である。このカメラには4倍のデジタルズームしかない。頑丈なのは良いのだが、唯一の決定である。
また、登山をする際、私は次の物も持参している。
単眼鏡といわれるもので、小型の望遠鏡と思えば良い。Bushnell製のオフトレイル8x32モノキュラーという製品で、倍率は8倍である。双眼鏡と違い、視界がぶれやすくコツがいるのだが、これを使って、森の中で野鳥の姿を捉えると結構感動する。
さて、カメラと単眼鏡を合わせて・・・・
接合部は手で押さえている。あまりにバカな発想だが、理論上は32倍のズームになるはずだ。これで、同じ場所から燕岳を撮影してみる。
まずは、カメラのズームなしで撮ってみた。
意外といい感じである。次に、カメラのズームを入れると、
おお、ここまで撮れるとは思ってもみなかった。山頂にいる人までくっきり写っている。
しかしこれ、今後使うことはあるのだろうか。第一、単眼鏡を手で固定するのが難しいし、面倒くさい。
32倍のスーパーズームカメラは、短い生涯を終えた。