zillagodのブログ

国内旅日記 ~自転車旅・登山・徒歩旅行~

登山

それなりに軽くする登山装備① テント・シュラフ・マット

テント泊の縦走をしていると、よく「荷物少ないですね」と言われる。自分ではその自覚はないのだが、確かに登山に関するハウツー本を読むと、「テント泊縦走にはザック容量70L」などと書かれていたりする。私のザックはドイターのAir contactで、容量は55+10…

大雪山~トムラウシ縦走登山④ 最高の山行の締めくくり

モルゲンロート 2016年8月13日、ヒサゴ沼の夜明けは綺麗だった。沼の周囲の山々を、朝日が赤く照らしている。見事なモルゲンロートであった。縦走3日目も天候に恵まれた。この日いよいよトムラウシに登頂し、この日で縦走は終わる。最終日の朝にはいつも複雑…

大雪山~トムラウシ縦走登山③ 地球の上の縦走路

長大な縦走路 2016年8月12日、大雪山~トムラウシ縦走の2日目。鮮やかな朝焼けと共に1日が始まった。トムラウシ山までの縦走路を赤く染め上げ、一本の道が突き抜けるように伸びていた。天候は快晴で、視界のすべてが山である。登山道以外の人工物はない。北…

大雪山~トムラウシ縦走登山② 北海道最高峰と巨大なカルデラ縦走路

少々間が空いてしまったが、過去旅日記を再開しようと思う。 前回はこちら zilla-g.hatenablog.com 旭岳 2016年8月11日、縦走の旅は大雪山最高峰である旭岳への登りから始まる。三日間の中で、この登りが一番急できつい。縦走の始まりは、だいたい急…

北アルプス縦走の旅 燕岳~大天井岳~常念岳 4日目 旅の結び

二度寝の朝 2019年8月14日、旅の最終日、上高地までの行程を残すのみである。まず、横尾から明神まで「奥上高地自然探勝道」を歩く。そして、明神から上高地まで「上高地自然探勝路」を行く。上高地からはバスに乗り、帰宅をする。 上高地までは3時間程で着…

北アルプス縦走の旅 燕岳~大天井岳~常念岳 3日目 縦走の終わり

常念岳 2019年8月13日、昨日の熱中症から回復し、気分は良い。目の前に巨大な常念岳がそびえ立つが、怯むことはなかった。 常念小屋から見る常念岳の急登 この日は、常念岳までの長く急な登りから始まる。今いる常念乗越は標高2450メートルで、常念岳山頂は2…

北アルプス縦走の旅 燕岳~大天井岳~常念岳 2日目 高山病と熱中症

前兆 2019年8月12日、早朝4時、昨日の微頭痛はまだ続いていた。行動できない程のものではなかったので、このときは軽く考えていた。ただし、体調を優先して燕岳の登頂はあきらめた。燕岳は、縦走路とは反対の方向にあり、往復で1時間かかるからだ。そして、…

北アルプス縦走の旅 燕山荘で暇をもてあそぶ

8月11日、テント場に早く着いたはいいが、することがなく、少し遊ぶことにした。 私が登山で使うカメラは、カシオのEXILIM EX-FR100である。以前に、雪山で普通のコンデジを壊してしまい、とにかくタフなものをと思って購入した。 なお、私が購入した直後…

北アルプス縦走の旅 燕岳~大天井岳~常念岳 1日目

中房温泉 2019年8月11日、昨日は松本のビジネスホテルに宿泊した。大糸線の始発で穂高駅に向かい、そこからバスで中房温泉に行く。穂高駅に着いたとき、すでに大勢の登山客がバス停に並んでいた。バスは小さいマイクロバスで全員乗れそうになかったが、3台に…

北アルプス縦走の旅 燕岳~大天井岳~常念岳 序章

今年6月に転職をした。自身のレベルアップのため、10年勤めた会社を辞めた。新しい会社で仕事を始めて、2ヶ月と少しになるが、正直言って肌に合わない。不満を挙げればキリがない。今のところ、アップしたのは収入だけだ。 さて、昨日から夏期連休に入っ…

大雪山~トムラウシ縦走登山① 登山における安全 ~トムラウシ遭難事故を考える~

2016年8月、北海道最高峰の大雪山旭岳からトムラウシまでを縦走する旅に出た。 登山と私 当時、2014年から15年にかけて、仕事が立て込んでおり、休みもろくに取れていない状態が続いていた。2016年は、久しぶりに盆休みをフルで取ることがで…